■2021 スーパー K 耐久 開幕戦 備北 5時間耐久 RACE
■DATA
会期:2021年4月4日
場所:備北ハイランドサーキット(岡山県)
予選:11位
決勝:1位
カーナンバー 28
スーパーK耐久開幕戦、雨。土砂降り。常連さんに聞くところによると雨の軽四耐久は6年ぶりとのこと。
年間3回開催されてるので、3×6=18回!18回連続の晴れレースに雨が降ったのはなぜか。そう、晴れの国出身、雨男さとCが軽四耐久に初参加するからに他なりません!
当日までどんなマシンに乗るか知らなかったのでお楽しみ会に行くような感じでワクワクしてました♪
んで、当日乗せていただいたマシンがコチラ↓
HONDA TODAY (JA4) 5MT
クラスはNDクラスです。
ここでクラス分けについて少し。
備北の軽四耐久は全5クラスに分けて開催されています。内訳はコチラ↓
- TDクラス(ターボチューンド)
- NDクラス(NAチューンド)
- TFクラス(ターボノーマル)
- NFクラス(NAフルノーマル)
- NA660(平成10年式以降の新規格NA車両)
開幕戦は全47台が犇めき合う大混戦のレースとなりました。
コースはA、Bコース連結のスペシャルステージ。
普段の走行会や、フリーの日に走行に行くとAコースとBコースは分けて運営されていますが、軽四耐久の日は連結して1つのコースとなります。
「じゃあ俺両方走ったことあるから楽勝じゃん!」
とお思いの皆さま、
コース間の連結部分の関係で普段はアウト側になるコーナーが逆転してイン側になってたり、レイアウトの変更でその日だけ走れるコースになってたりするので、このスペシャルコースを熟知している常連程アドバンテージがあるコースになってたりするのでそう甘くはないんだな!(笑)
コース自体、長くなってるとはいえ、47台がそこでレースするとどうなるのか。こうなります↓
この混み具合であります。もうね、都会の通勤ラッシュですかってぐらい。
予選
と、まぁ右も左も分からない状況で、ファーストインプレッション。予選の15分程お時間いただきまして、乗せていただきました。アタックはしてないので、タイムは出てないです。
マシンも初めてでしたが、コースも連結コースは初めてで、しかも雨!まるっきり違うコースを走ってるみたいで楽しかったです☆
予選ベストはチームのドライバーさんに出していただき、1:41.454。クラス4位、総合11位。決勝は11番手スタートになりました。
決勝
決勝はスタートドライバーを任せていただきました。
スタートは悪天候も相まって大混戦でしたが、1周目、そのどさくさに紛れて11番手から8番手にジャンプアップ。
2周目に総合7位、4周目に総合6位と順調に周回を重ねていきます。この辺りで、このクルマの特性とかこのレースの雰囲気がなんとなく分かってきたような気がします。
5周目には2台抜いて総合4位に浮上。クラス3番手を走行していました。土砂降りの雨ということもあり、ドライで圧倒的な速さを見せるTDクラスの車両は下位に沈み、上位にはNDクラスの車両が多数を占めていました。
中でも、自分の前を行くカーナンバー4 スズキフロンテ倉敷&テックフジハラ号は唯一TDクラスの車両ながらめちゃくちゃ速い!ドライバーさんとはスタート前にもお話させていただきましたが、とにかく速い。
スタートからずっと4号車の後ろについて抜き方から何から勉強させていただいて、気付いたら順位めちゃ上がってるやん!という感じ。ついていくだけで必死。
ところが6周目、4号車は車両トラブルで離脱、黄色いバンパーの28号車は総合3番手まで浮上します。
残る前2台はNDクラスの3号車と21号車、自分の後ろからはTDクラスのトップ集団が追いかけて来るといった状況。まさに前門の虎後門の狼といった具合でしょうか。
そんなアヒル号、8周目についに21号車を抜き、総合2位、クラス2位に!
3号車を抜けばクラストップ、総合トップと言う状況で膠着状態が19周目まで続きます。
翌20周目、周回遅れの車両に詰まった3号車をパス!総合トップ、クラストップに浮上します。
そこから58周目まで、約38周総合トップを走り続けマージンを築いていきます。
59周目ドライバーチェンジ。ピットインによりポジションが総合3番手に落ちますが、72周目に総合2位に復帰。
74周目には吉田にドライバーチェンジ、2スティント目です。ピットインにより総合5番手まで落ちたのでそこからの追い上げです。
そこから膠着状態が続きましたが、99周目、メタルワークス☆SPM 43号車をパスし、総合4番手に浮上。
101周目にはF.R.C 33号車もパスし、総合3番手に。
ところが103周目、メタルワークス☆SPM 43号車に抜き返され総合4位に後退。やっぱり速い、、、
そこからじっくり自車の速いところ、相手の走り方なんかを見ながら122周目、もう一度オーバーテイク。
レース134周目、ついに、SEEK SPEED 9号車をパスし総合2番手に!
残るはSOGO RACING 3号車をオーバーテイクできれば総合1位に返り咲けますが、先程もオーバーテイクに19周もかかった強敵。同じことをやっていても勝てないので、無い頭を使って考えます。
色々あれこれ考えたのが良かったのか、レース147周、3号車をパスし、ついに念願の総合1位に!
と、喜んだのも束の間、ガソリンがありません。
何回ガソリン計を見ても針は下に張り付いたまま。呼び掛けても反応してくれません。ヤバい。
ここで車内の時計を見ると、あと15分程。
ガソリンを持たせる為に燃費走行に切り替えましたが、後ろからは3号車が猛烈な勢いで追いかけてきます。僕も周回遅れの車両を上手く使いながら燃費走行で逃げますが、それも限界。
前門の虎後門の狼が、前門のガス欠、後門の3号車になった訳です(泣)
時計が残り5分になった時、まだガス欠症状も出てなかったので、最後まで持つと踏んで全開アタックをかけました。
ここで、ガス欠寸前で軽かったのも功を奏したのか、レース総合ファステストの1:33.386を153周目に記録。
で、予定通り車内の時計で15:00ぴったりになった訳です。終了は15:00だからね(^-^)
あれ、
チェッカーは……??
チェッカー振られません。
若干パニックになりながらそこから神様に祈りながら5分とちょっと走りました。
その後待望のチェッカー。なんとか走りきれました。こんなに5分が長く感じたことは今までに無かったと思います(笑)
ゴール後確認したらどうやらスタートが5分遅れてたみたいです…(笑)
確認不足でした(”;)すいません(”;)
色々ありましたが、チームの皆さまのサポートのお陰で無事、完走することができ、開幕戦をクラス優勝&総合優勝&ファステスト獲得という素晴らしい成績で終えることができました。
本当に、ありがとうございました。