2018年の7月7日の西日本大豪雨、実は僕も少し被害を受けまして、当時住んでた1階のガレージ部分が水没しました。
当時代車で借りてたミラ君が水没しまして、この有様。
シートの座面より高く水が来ていたようです。
バイクもエンジン上まで浸かり、完全に水没。
この写真は実は明け方に撮ったんですが、前日の晩から降り続いた雨で、晩のうちにはすでに水没してしまっていました。
当日の様子
僕はその時、ブラック企業勤務で、深夜12時近くまで仕事をして帰路についていました。
「結構降ってるなー」
くらいだったんですが、帰り道の至るところが冠水や土砂崩れで通行止めになっており、只事ではないことにやっと気づきました。
まわり道をしまくってやっとの思いで家に帰ると、すでに家の周りが冠水しており、近付くことができませんでした。
これはヤバいことになってる…と思いつつ、車屋さんに預けている180SXがふと気になりました。
家は諦め、その足で車屋さんの方に向かうと、ガレージまであと100メートル程のところですでに冠水しており、クルマで近付くことができませんでした。
その時点で180SXの事は半ば少し諦めていました。
途方に暮れつつ、その日は家の近くの安全そうな場所で車中泊して朝を迎えました。
朝、起きて家の方に行ってみるとこの世の終わりみたいな光景になっていました。
一面、まっ茶色でした。
家の状況を一通り確認した後、車屋さんの方に連絡を入れると、やはりお店の方は水没していたようで、写真が送られてきました。
社長「船で移動しないといけないけどなんとか大丈夫よー!」
僕「え、ナニコレ、なんかこの状況楽しんでない??しかもなんで船あるん…」
お店は残念ながら浸かってしまっていましたが、人的被害が無かったのが不幸中の幸い。
残るは180SX君の安否です。
送られてきた写真がコチラ↓
助かってる…!?
本当にたまたまなんですが、前の週に作業しに行った時に腹下に潜る作業があったんでいつもより高めにウマを掛けて作業して、残りは来週!ってな感じで帰ってたのが幸いして、何処も浸からずに無事でした。
別にその時ウマまで掛けなくてもよかったのはよかったんですが、来週の作業に備えて何となく掛けとこうかな。
って思ったのが幸いしました。
普通に着地して置いてたらヤバかったかもしれません。
復旧作業
水が完全に引くとこんな感じ。
細かい砂がありとあらゆるところに残りました。
地道にちょっとずつ洗い流しながら掃除しました。
バイクはシリンダーに水が入ったので、プラグ外して水抜きして、オイル、冷却水全交換の後、鬼キックでエンジン掛けてしばらく放置してたら中の水気が飛んで復活しましたが、問題はミラ。
エンジン掛かるには掛かりますが、一発死んだような音でベタ踏みでも20キロくらいしか出ません。
借りてた車屋さんに言うと、「天災やししょうがないから全然大丈夫よー!」と言ってくれましたが、このまま返すのも大変申し訳ないので、なんとか修理を試みました。
アレコレ調べると、まずオルタは死亡、あと助手席足元のECUもお亡くなりになっていました。
これらを交換すると復活したので、車内も綺麗に清掃して返却することに。
その後
この経験以降、どこか甘く見ていた災害への備えを見直すことにしました。
特に、家屋への浸水や土砂崩れに対する備えや、立地を見て被害が考えられるならその対策にも気を配るようにしました。
人の避難場所の確認ももちろんですが、皆さんも大事にしている愛車のいざという時の避難場所は予め決めておくのが大切かもしれません。
災害、盗難等々、改造車の敵は様々ありますが、最後は自衛しかないです。誰も守ってくれません。
愛車を守る為の対策をぜひ今一度見直してみてください。