■2022 スーパー K 耐久 第ニ戦 備北 3時間耐久 RACE
■DATA
会期:2022年7月24日
場所:備北ハイランドサーキット(岡山県)
予選:総合4位、クラス1位
決勝:総合6位、クラス2位
エントリー52台 カーナンバー 66
大会当日
参戦2シーズン目となった2022年シリーズの第ニ戦。
今シーズンからシリーズポイント制が導入され、前戦の順位に応じてピットでのハンディストップが義務付けられるようになりました。
- 1位の車両→3分ストップ
- 2位の車両→2分ストップ
- 3位の車両→1分ストップ
ポイントは以下の通り
- 1位→5ポイント
- 2位→3ポイント
- 3位→2ポイント
- 完走→1ポイント
チーム高田眼科は開幕戦優勝したので、シリーズランキングトップの5ポイントで迎えた第ニ戦。
第ニ戦も優勝し、勢いに乗りたいところですが、第ニ戦はかなり不利な条件が揃っていました。
- 初めて決勝が2レース制になっており、決勝の走行台数が少ない
- 決勝が3時間といつもより2時間少ない
- ハンディストップ3分
- ライバルチームはハンディストップ無し
今回、初となりましたが、決勝が2レース制となりました。
TDクラス、NDクラスがグループ1、TFクラス、NFクラス、NA660クラスがグループ2に分けられ走行することになりました。
決勝の走行台数が減るとなぜ不利かと言うと、トラフィックが減るので、自チームの車両よりストレートが速いクルマについて行ったり、ハンディストップで遅れた分などを取り返しにくくなるからです。
要は、混雑すればするほど、クルマの速さだけでなく、他のクルマをどれだけスイスイ交わせるかで大きく差がついてくるということです。
あと、単純にNAでターボ車についていってたら目立てる(ここ重要)
ってのができにくくなるのです(泣)
また、今回は決勝が3時間といつもより2時間少ないので、ハンディストップを巻き返すだけの時間も少ないと言うことになり、かなり不利な状況、
加えて、ライバルチームはハンディストップ無しなので状況によっては入賞も厳しいかも、とレース前には話をしたりしてました。
予選
予選は僕が担当しました。
今回は、久しぶりにチームオーナーの先生も走られるということで、決勝はスタートドライバーをお願いする予定にしてましたが、それには少しでもいい位置でスタートしていただきたい!!
と思い、いつもは120%くらいの力でしか走りませんが、今回は200%ゼンカイで走ってきました(笑)
結果は1:26.209でクラストップタイム!
タイヤ持たせるために1ラップで決めてきました。
ピットに戻って先生に、
「クラストップです!タイヤもクルマも温めておきました!」
と報告すると、
「なんか秀吉みたいだね!(笑)」
とお褒めのお言葉をいただきました。
明日からひでよᏟとして活動したいと思います(笑)
グループ2決勝
グループ2の決勝はNDクラスは出番ないので見学。
お友達のチームを応援してました☆
なんかこのトゥデイ四駆らしい…激レアです。
クルマは遅いけど、ドライバーはS耐ドライバーが2人も担当しているチートマシン。
遅い遅いと言いつつ、ちゃっかり速くてムカついたので、次戦、この四駆トゥデイにはS耐ハンデとしてこっそり軽油を入れとこうと思います。
グループ1決勝
NDクラストップの66号車の前にはTDクラスのマシンが3台。
3台ともスズキ。スズキのターボ車はやっぱり速いです。
決勝グリッド
プレジャープロジェクトアルト 1:23.935
予選総合トップ カーナンバー4
SKT produce teamアルト 1:24.546
予選総合2位 カーナンバー23
NITTO RACING アルト 1:25.329
予選総合3位 カーナンバー33
高田眼科 トゥデイ 1:26.209
予選総合4位 カーナンバー66
SOGO RACING コペン 1:26.567
予選総合5位 カーナンバー1
SOGO RACING トゥデイ 1:27.250
予選総合6位 カーナンバー2
Team S C G アルト 1:27.586
予選総合7位 カーナンバー16
高田眼科 アルト
予選総合8位 カーナンバー67
決勝スタート
スタートドライバーの先生、約1年ぶり、ぶっつけ本番とは思えないアグレッシブな走り。
Aの2コーナーリアめっちゃ浮いてます。
ブランクを全く感じさせない走りでグングン順位を上げていきます。
36周目にセカンドドライバーに交代。この時なんと総合2番手!
猛烈な追い上げでした(汗)
ここで、ドライバー交代時にハンディストップの3分を消化、総合12番手に後退してしまいますが、ここからセカンドドライバーさんの追い上げスタートです。
ちなみにセカンドドライバーさんも吉田さんなので、『トゥデイに乗る吉田さん』で、
僕も『トゥデイに乗る吉田さん』なワケなんですが、今回のレースにはもう一人『トゥデイに乗る吉田さん』が↓
着々と勢力を拡大している吉田家。軽四耐久の参加者の過半数が吉田さんになる日も近いです。
トラフィックを上手く駆使しつつ、確実な走りでポジションアップしていく66号車。
と言うか、66号車のドライバーさん皆さん上手い方ですし、いい流れでバトンを繋いでもらっちゃうとめちゃくちゃ緊張します(汗)
食わぬなら、食わせてみせよう71R
76周目、サードドライバーのひでよᏟに交代。この時、総合6位にまでジャンプアップ!
ひでよᏟ「めちゃくちゃ順位上がってる!超緊張する!」
と、ドライバー交代時に衝撃の事実発覚(汗)
灼熱の7月、炎天下2時間走りっぱなしのFF車のフロントタイヤは限界を迎えてました。
交換という選択肢もありましたが、既にハンディストップで他車より3分多くロスをしている66号車。後続車とのマージンを考えると早くピットアウトしたいところ。
ここはペースも落とさず、かつタイヤも持たせる走りが必要と考え、タイヤ無交換作戦でピットアウトしました。
ひでよᏟ「食わぬなら、食わせてみせよう71R」作戦決行です。
ピットアウトしてすぐ、思った以上にタイヤがタレていることに気づきかなり慌てました(笑)
コーナーよりも、特にブレーキングがシビアでした。
66号車はかなりキャンバーがついているので、タイヤの内側が摩耗していたのですが、直進状態のブレーキングでは摩耗した部分でしか接地できないので、突っ込んだブレーキをすると簡単にロックしてしまう状態でした。
FF車なのでフロント、特に右回りのコースだと左フロントが摩耗していました。
今回の備北のコースで高速コーナーは右が多いので余計に左フロントを酷使する結果になっていました。
そこで僕は、単純な考えですが、右コーナーはゆっくり走って、左コーナーで稼げば良くね??
という安易な結論に至り、実際にその作戦で走ることにしました。
セオリー通りの縦でガツンと止めてコーナーにアプローチする乗り方だとフロントに負担をかけ過ぎるので、縦のブレーキは短めにきっかけとして使ってあとは曲がりながらなるべく四輪均等に負荷をかけながら走るイメージで走りました。
特に、Bコースの1コーナーは左フロントに大きな負担がかかるので、普通ならブレーキで減速して→ステアリングで舵を入れて曲がりますが、先にステアリングできっかけを作ってからブレーキを入れて少しリアを流して向きを変えてから進入するようにしました。
ドリフトのフェイントの要領です。
あとはコーナリング中にステアをこじらないように、できるだけ複合コーナーでもRを一定に保つように。
アクセルはステアリングを立ててから踏むを意識しました。
使える物は全て使います。
手札が少ないなら少ないなりに使える物は全部使って最善を尽くす。レースも人生も同じです。
この走り方だとリアも動かしていくことになり、車体は不安定になるのでリスクはありますが、そこさえコントロールできれば、まだまだペースを落とさずに走れる!と考えました。
そうやって走っていくと不思議とタイムも伸びてきて、ガソリン軽くなった辺りでファステストラップを記録。
レース最終ラップ(105周)付近でもベストラップの0.4秒落ちのペースで走ることができました。
レース終了後のフロントタイヤです。
僕に交代した時は左フロントの方がかなりヤバかったのですが、最終的にはほぼ同じくらいの減りで完走することができました。
『右コーナーゆっくり左コーナーぶっ飛ばし作戦』が功を奏したようです。
かと言って、バトルをしてなかった訳ではなく、格上のマシン達としっかり追いかけっこさせていただきました!
中でも、レース終盤、速さが拮抗してなかなか抜けなかったターボ仕様のグレーのトゥデイ。
SC明けのタイミングで隙があったので、タイミングを合わせて飛び出したらオーバーテイクできました。
1回もやったこと無くてぶっつけ本番でしたが、上手く決まって良かったです。
レースを終えて
総合6位、クラス2位でフィニッシュすることができました。
灼熱の7月、炎天下の中、3時間完走、それも3分のハンディストップを乗り越えてのクラス2位。
チームの皆さんで勝ち取ったトロフィーです。
最初は入賞も厳しいかもという感じでしたが、ここでしっかりとポイントを取ることができたので、前回の5ポイントと今回の3ポイントで合計8ポイントとなり、シリーズランキングではトップを維持することができました。
シリーズチャンピオンに大きく近づけた1戦になりました。
今回も無事完走できたのはスポンサー様をはじめ、チームの皆様のサポートのおかげです。
特に今回は先生もいらっしゃってたので、恥ずかしい走りはできないと思いめちゃくちゃ気合入れて走ってました:( ;´꒳`;):
最後までトラブル無く走ってくれたトゥデイ君にも感謝です。
次戦は最終戦!
備北軽四耐久初のシリーズチャンピオンを目指し、もっと運転上手くなれるように練習してきます。
Sponsorship
高田眼科 様
Photo courtesy
ポン太さん