今回はターボ化した180SXのデビューレースの時の記事です。
■DATA
会期:2018年10月9日
場所:中山サーキット(岡山県)
予選:マイスターカップ1位
決勝:マイスターカップ1位
カーナンバー 64
事の発端
なんか詳細はうろ覚えですが、行くことになったきっかけは、
某SNSで友達が他県の走り屋の方と『どっちが速い』みたいな話になって、じゃあ決着つけようやんけ!ってなって、
中山サーキットで開催されている『マジョリカタバサ青春グラフティーズ』に参加することになったのが発端だった気がします。
その時点までは完全にギャラリー決め込むつもりだったので、『完全に他人事』でした。
それでも割と話が大きくなって、他の友達も何人も見に行くってなってたので、
俺も行く~
みたいなユルいノリで行きました。
初中山サーキット
当日、実は初めましてなサーキットでした。
個人的に、(コースが)ヤバい噂しか聞かないサーキットだったのでなるべく避けてきたコースでした。
ですが、今回はギャラリー。
気楽なもんです。
入場ゲートで1000円を払って入場。
クルマを進めます。
コースらしきものがありますが、入口が分かりません。
コース付近でウロウロしていると、後から来た友達に、
友「何してんの?それカートコースやで」
僕「へ?」
友「四輪は入口あっち」
↓四輪用入口
僕「いや、これ初見で分かるやつおらんやろ」
文句を言いながらほら穴みたいなトンネルをくぐってピットへ。
中に入ると、独特の雰囲気でした。
山に囲まれたアップダウンの激しいコース、そびえ立つコンクリートウォール、コースを見下ろすスタンド席、、、
第一印象は古代ローマの闘技場、コロッセオに似てるなってちょっと思いました。
そんなコロッセオに主役のお二人が到着。
受付に向かうお二人。
それを見送る僕。
友「え?さとC走らんの?」
僕「いや、今日はギャラリーで…」
友「ないわー。それはないわー。」
僕「クルマもできたてでよう分かってないし、タイヤもウンk…」
友「走る為にターボにしたんちゃうん??」
僕「仰る通りです…」
なんか上手いこと言いくるめられて、気付いたら主役のお二人と一緒にブリーフィングを受けていました。
予選
初走行です。
とりあえず様子を見ながら走ることにしました。
カチカチ1部山とは言え、履いているのは天下のA050 Mコン。
腐っても鯛。腐ってもSタイヤ。
それなりに食ってくれるハズ…
と、淡い期待をよそに滑りまくるA050。
僕「やっぱアカンやんwww」
タイヤも食わないですが、それ以上に路面が食いません。
コースの第一印象は「すり鉢」です。
グランツーリスモでしか走ったことはないですが、ニュルブルクリンク ノルドシュライフェのコーナー『カルッセル』を連想させるような路面。
それにエスケープゾーンが無く、コンクリートウォールむき出しのコースレイアウト。
それより何より、NA時代の超ローパワーに慣れきった僕からすると異次元のパワーを発揮するターボ仕様の180SX。
悪条件が重なり、クルマが暴れまくります。
そして一番びっくりしたのは振動が激し過ぎて、左のサイドミラーのミラー部が剥がれて落ちたことです。
劣化もあったとは思いますが、中山さんの路面にトドメを刺されたのは確実。恐るべし中山サーキット。
そんな満身創痍の状態で、渾身のアタックをかけてベストは『1’06.816』
ちなみにこの約半年後、同じクルマで約3秒タイムを縮めることに成功します。タイヤももちろん違いますが、乗り方もだいぶ変わってるので、比べると結構面白いです。
決勝
なんと予選1位でポールポジション。
決勝の様子はこちらからどうぞ↓
まだ10月で気温も高く、終盤はタイヤのタレと水温との戦いでしたが、両方に配慮しながら、後ろのS2000から逃げる展開でした。
NA時代から考えると、ヤムチャとフリーザ最終形態くらいの差は軽くあり、暴れるクルマをコントロールするのも最初は戸惑いましたが、レース終盤では慣れ、クルマを労る走りをしながら逃げるくらいの余裕はありました。
ローパワー時代に磨いたドラテクがそのまま応用できたので、やはりローパワーなクルマで練習しておくのはとても有効だと感じました。
なんとトップでチェッカー!
ごつ盛りをケースで頂いて喜ぶ独身男性(22)←マジで嬉しい
中山の洗練を受けつつ、一歩前進できたレースだったように思います。
この時はまだ自分が最速戦に出るなんて思ってもいませんでした。